9月 24

台風一過の秋晴れの空のもと,今年も新米試食会を開いた。女衆が料理の準備の間に男衆は一昨日の台風15号の被害の復旧作業にあたった。古い農機具倉庫のカバーが吹き飛ばされたのでこれを解体することにした。別働隊は傾いた野外宴会場の柱の修復だ。

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新しい倉庫の中を覗くと,立派な棚が設えられていた。A夫妻とS棟梁の力作だ。

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今年の新米試食会でもH先生は新米とモツを提供して下さった。そのうえにたっぷりのミョウガもいただいた。F会チョさんは帰省帰りで買ったサンマを,Tさんは丹精して育てた梅・杏子漬けを提供してくれた。共同畑で実ったスダチはサンマにぴったりだ。

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まずは乾杯だ。カラット乾いた空気のなかでのビール(第三のビールだが)が喉から腹に滲み渡っていく。

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薪と羽釜を使ってのほどよくお焦げを付けた新米が炊きあがった。たっぷりとモツとミョウガをいれた味噌仕立てのモツ鍋が煮えた。竹炭の遠赤外線がまるまる太ったサンマをほどよく焼き上げた。

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新米はおかずが要らないほどのうまさだが,大根おろしとスダチをかけたサンマのはらわたの苦みが脳天から青空に抜けて行く。パクパク食べる方が忙しく口数も少ないが,和気藹々ムードだ。

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食べ終わった後は草木灰で釜と鍋を洗う。まずは新米試食会の1次会のお開きだ。

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written by Meisterköhler \\ tags: , ,


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