1月 25

今日の共同作業はタケタケランド(共同畑)の地主さんのH先生宅のケヤキの剪定だ。まずはタケタケランドに集まって作業の打ち合わせだ。

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H邸宅の門前には大きなケヤキが聳えていてその枝は道路に張りだし,さらに電線を被っている。この剪定は素人にはムリじゃないだろうか。

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と,思っていたらメンバーはケヤキを素通りして樫の方に行ってしまった。誰だい,ケヤキの剪定なんて言ったのは。樫の剪定じゃないか。樫の枝葉は道路に張り出してはいるが電線を被ってはいない。これなら素人集団にも剪定できそうだ。とは言うものの安全第一じゃなくっちゃ。

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昨年のイチョウの剪定で活躍したS棟梁が今回も主役だ。まずはハシゴを掛けて,ノコギリで剪定に挑戦だ。下ではメンバーが見守って,枝が落ちてくるのを待ち構えている。道路はクルマも通るので左右の両方向で交通整理をしなければならない。交通指導員の経験があるメンバーが立哨役となり,会チョさんの指揮で枝落としをコントロールしながら交通に支障が出ないようにする。

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大きな枝はノコギリでは大変なので電動ノコギリを投入する。道路を塞いでしまうほどの大きな枝葉が落ちてくる。

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剪定した枝葉はH邸宅の裏庭に運んで焼却することにした。

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一服の時間となったのでお茶とお菓子で小休止をとる。今日は暖かくなるという天気予報だが10℃を越すほどにはなっていないようだ。それでも暖かいお茶はありがたい。

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一服後に作業を再開する。「大丈夫かなぁ」と見守る中で,墜落防止のハーネスを着けたS棟梁は猿(ましら)のごとく枝を這い回り切り落としていく。「もう,これ以上はムリだな」とS棟梁が宣言して樫の選定作業が終わった。

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道路に散らかった枝葉も運んで焼却だ。ハシゴを元に戻し,電動ノコギリも片付けた。

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タケタケランドに戻ってきたメンバーを迎えてくれたのは,A山夫人とT井夫人が作ったお握りと味噌汁だ。「事故がなくて良かったね」と皆で頷き合い,S棟梁の離れ業に喝采を送りながら昼食会が進んでいった。お疲れ様でした。

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1月 11

森の里炭焼倶楽部の甲午の新年会に先立って今年になって初めて炭焼窯に火入れをした。材料の竹は前日に準備しようとタケタケランドに出かけたら,すでにセッティングが終わっていた。いつものようにN島さんが手回ししてくれたようだ。ありがとうございます。

窯の火口に薪をくべて着火してウチワでバタバタ扇ぐと猛烈な煙に見舞われた。準備したマスクを着けるものの,強い冷え込みのためにマスクを通して吐く息でメガネが曇ってしまう。

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火力を強くして30分ほどすると竹に火が回り,煙突は濃い煙を吐き出す。この時の煙の温度は60°Cほどで,冷えた煙からは竹酢液が滴り落ちるようになる。これを集めて上澄みを希釈したものを野菜の虫除けに噴霧したりする。A山夫人が試したところによると犬ネコのオシッコ避けには効果はなかったそうだ。

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そうこうするうちに三々五々メンバーが集まってきて新年会の準備が始まった。当初のメニューはアルコール類と乾き物だけだったが,急遽A山夫人が鍋料理を献立てくれた。いつものように素速い対応にメンバー一同は,A山夫人への感謝と自分たちのいい加減さへの反省を込めて,90°頭を垂れた。会チョさんは廃材を燃やしている。タケタケランドから住宅団地までは直線距離で150mはあるが,煙が上がるとときどき苦情が持ち込まれるようだ。里山といえども,自然に親しむにもいろいろと苦労がある。

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鍋の支度も進んで行くと,S田さん手作りのコンニャクとこれまたS田夫人の手作りの柚醤油が提供された。鍋も出来上がった。

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あれこれ作業をしているメンバーを集合させ,H松先生にも出席をお願いして全員が揃ったところで新年会の始まりだ。会チョさんの挨拶のあと乾杯で宴会が和やかに始まった。S田さんの手作りコンニャクの刺身に舌鼓を打つ。鍋の煮卵も旨いぞ,A山夫人!

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H松先生のモツが提供されて塩焼きでいただいた。シンプル・イズ・ベターだ。昨年の忘年会で出たよもぎ餅も砂糖醤油でいただいた。

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今日の炭焼の進行具合はいつもよりも1時間半ほど早い。いままで白く濃かった煙突からの煙が透明になり,煙の温度も200°Cを越した。A山夫人が窯の焚き口に缶をセットする。この缶の中にはアルミフォイルに包んだ松笠が入っている。焚き口をコンクリートブロックで蓋をして回りを土で被った。最後に煙突に蓋をして封印した。これで一週間放置したら窯出しだ。

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炭焼作業が一段落したところで,次回の共同作業はH松先生宅のケヤキの選定作業ということで男衆は様子を見に行った。それを潮時にA山夫人とT井さんが宴会の後片付けを済ませる。男といえども共同で皿洗いするのが炭焼倶楽部のお約束だ。

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剪定の検討を終えた男衆が戻って来たところに広島の銘酒などが登場した。いつ果てるとも分からない2次会が始まった。

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11月 09

「収穫祭を迎えることが出来るのは土地を提供して下さっているH先生の先祖のお陰だ」という会チョさんの考えで,今年の収穫祭に先立ってH先生の先祖を祀る霊堂にお参りすることになった。S田さんの奏でるしちりきが参加者をして敬虔な気持ちに変えさせる。

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お参りが終わり,共同畑に戻って今日のパーティーの具材を収穫する。今年のサツマイモの出来具合は例年の1/3とT井長老が言う。確かに畝を掘っても出てくるイモは小さい物が多い。大きい物はメロンほどの物が採れたが,ひび割れてしまっている。それでもイモご飯に十分過ぎる量が収穫できた。

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サトイモの出来もあまり芳しくない。やはり今夏の猛暑が原因だろうか。でも,今日のパーティーの参加者は10人ほどだからこれも十分な量だろう。

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大根,ニンジンも収穫した。

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デザートのブドウはちょうど良い糖度のようだ。

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ゴボウ,ネギ,ショウガも収穫して皆で調理する。

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芋煮の鍋に具材を投入する。残念ながら牛ではなく豚肉の芋煮だそうだ。「動物性タンパク質を自前で調達するために,山羊か鶏を飼おうか」という声が出るが「無視,無視」の声のほうが大きい。

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H先生から新米の提供があった。サツマイモはサイコロ切りして米に入れる。イモご飯の奉行は今回も会チョさんだ。最後に稲藁をパァ〜と燃やして出来上がりの段階だ。

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新メニューはイカの海賊焼きとか何たらとかいう料理だ。イカのワタにタップリの刻みネギを混ぜる。そこにショウガ,砂糖と味噌を加える。さらにゲソを加えて火にかけてワタを潰しながらかき混ぜる。

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S田さんの畑でできたジネンジョは短冊切りにして削り節をかけて食べるという。「ワサビがあれば最高なんだが」の声は「贅沢,ゼイタク」と即却下された。

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モツ煮込みも急遽準備することになった。

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これらが出来上がったところで乾杯だ。

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イカ焼き,鳥焼きそしてモツ焼きも始まる。

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イカゲソの海賊焼き(?)は絶妙の味だ。イモ煮にサツマイモご飯も堪らない。

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A山さんのムカゴの味噌焚は声も出ないほどの旨さだ。ホクホク感が何とも言えない。イカゲソ海賊焼きといい,このムカゴ味噌炊といい,ホカホカご飯に載せると…。もう筆舌に尽くせぬほどの…。

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とてもワンコインの参加料とは思えないほどのメニューに舌鼓が鳴り止まない。

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交通安全協会の仕事を終えたK栗さんが登場して,収穫祭はますます盛り上がる。

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ここでA山夫人が藤弦と和服の布地でつくった行灯を披露した。「これを炭焼倶楽部の商品として売りだそう」という声も出るが,はてさてどれだけの値を付けたら良いのだろうか。

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〆にこれでもか,とばかりにかき餅(青海苔,唐辛子入り)が提供される。これも旨い,旨い。

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鱈腹になったところで取り敢えずかたづけることに。

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雨が降りそうな空模様になったので三々五々と解散したが,A山さんS田さんらはまだまだ飲み足りないらしく炭火を囲んでいた。

 

 

 

 

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