9月 18

再来週の新米収穫祭や11月の秋の収穫祭に向けて,燃料の竹炭を焼くことにした。今回の素材は,今季の猛暑の炎天下に晒されて,乾燥度合いがかなり良好である。いままでよりも良い結果が期待できそうだ。

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割竹を窯に詰めて,土盛りをした。

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炊き口に木っ端を詰めて,火を入れる。団扇で煽いで風を送り,竹に火が移るのを待つ。

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小一時間ほど煽ぎ続けると煙突から煙が出始める。どうやら竹に火が移ったようだ。このときの煙の温度は80℃くらいだ。

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さらに煽いでいくと,長い煙突の先からモクモクと煙が出てきた。あとは竹が燃えるのに任せる。

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煙突の煙受けの縁からは竹酢液がしたたり落ちている。

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9時間もすると煙突からの煙の色が薄青く変わってきた。このときの煙の温度は200℃を越えている。

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炊き口に蓋をして,土を被せる。これで一晩,乾溜するのだ。

翌朝,通風パイプを開けて空気を送り込んだら,一方の窯からは煙が出なかった。どうやら消えてしまったようだ。再び火を入れて,煙が200℃になり,煙が薄青色になるようにした。

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一週間後に窯を開けた。

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両窯ともにちょっと焼け過ぎかなと思ったが。

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取り出すときに,チリンチリンと心地よい響きの音が聞こえる。果たして,これまでにないほどの上々の出来具合の竹炭が採れた。乾燥した素材を使ったのが功を奏したようだ。

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これで再来週の新米もうまく炊けるだろう。楽しみだ。

written by Meisterköhler \\ tags:


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