4月 27

筍の季節が巡ってきた。東北大震災から2年経っても福島原発が出した放射性物質のお陰で茨城県の筍は市場ではお目にかかれない。そんな中,今年も炭焼倶楽部の筍パーティーの日が来た。今年も会チョさんのお友達が練馬から参加するそうだ。

まずは筍掘りだ。赤い目印は後から来るお客さんのために残しておいてくれと会チョさんがお願い。

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たくさん掘ったは良いけど,皮むきが一苦労だ。ほかの男衆はタープの設営だが,風が強くて難儀をしているようだ。「それにしてもまだ張れないのかヨー」と外野からの声も出てるゾ〜。その風を見越してかまどを発泡コンクリート板でバッチリ囲ったのはM村さんか? 女衆は豚汁やら天ぷらの支度だ。

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そうこうしているうちに練馬からのお客さんが到着した。さっそく女性陣はなにやら作業を始めたが,男性陣は手持ち無沙汰のようだ。それにしても大勢の客人だ。炭焼倶楽部のメンバーよりも多いんじゃないかい。会チョさん,こんなに大勢が来るなんて聞いてないヨ。豚汁なんか,鍋が大きくないので,足りるのかい。

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会チョさんご自慢のタケノコご飯も炊きあがって,客人の紹介が始まり乾杯になっちゃった。炭焼倶楽部の半数はまだ天ぷらを準備中だってのに〜。

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とにかく炭焼倶楽部のメンバーもパーティーに加わることにした。が,客人と炭焼倶楽部のメンバーは別々のテーブルに着いていて,交流の場というにはちょっとナンだね。

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で,今日のメニューはと言うと,タケノコ混ぜご飯(炊き込みご飯じゃなくて)・豚汁・お新香,客人提供の燻製(鯖,卵,チーズ,鶏ササミ,レバーほか),同じく客人のチリメンジャコ,クルミジャコなど,そして炭焼倶楽部の畑のネギボウズ,筍,お茶の葉,菊の葉などの天ぷらだ。ねぎ坊主の天ぷらが,これまた珍しい。

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食事中も筍茹でを続けた。掘りたての筍はあく抜きのヌカも要らない。茹でた筍は塩漬けにしてお正月に食べるのだ。ところが,十分に冷まさずに漬け込んでしまって,まわりから非難囂々だ。で,残りは水で冷やして塩漬けにした。冷まさないで漬けると固くなってしまうという。非難された側は「新鮮な筍だから冷まさなくたって大丈夫だ」と理屈をつけるが,果たしてどうだろうか。お楽しみ。

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あれっ,もう客人のお帰りだ。お互いに「ご馳走さま」のご挨拶で送り,送られ。

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片付けが一段落して炭焼倶楽部の何人かが場所を代えて「さぁ〜これからだ」とばかりに飲み出した。ワインが空になるまで,今日のパーティーの有りかたを巡っての侃々諤々の議論が続いた。

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written by Meisterköhler \\ tags:


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