2月
10
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炭焼倶楽部の地主さんのH先生宅の公孫樹剪定・竹伐採の共同作業が終わっての慰労会で,H先生が4升の餅米を提供するから餅搗きで炭焼倶楽部を森の里団地にお披露目したらどうか,という話が出た。話は早いほうが良いと言うことで,旧暦では癸巳元旦の2013年2月10日に慌ただしく餅搗きをすることになった。このときから当日までの会チョさんの力の入れ方はこれまでに見たことも無いほどのものだった。前日,当日のタイムスケジュール表と分担表の作成から始まって,来賓のもてなし方にまで微に入り細に入る予定が組まれた。
中国,台湾,シンガポールでは重要な祝祭日の春節である当日は風も穏やかな小春日和の朝を迎えた。9時前にはすでにかまどでの湯沸かしが始まっていた。火の番は会チョさんのお孫さんらしい。
男衆も分担して鶏雑煮の準備が進んでいく。辛み餅用の大根おろし,黄な粉,胡麻,納豆の準備も怠りない。
餅米を蒸籠に入れて羽釜に載せてるが,蒸籠の蓋は無用だという。そして,10分もしないうちにゴーサインが出て搗き始まったではないか。おい,おい,いくら何でも早すぎないかの声も届かないほど入れ込んじゃってるゾ。我が家の餅搗きのやり方とは全く違うが,船頭がが多いと舟が山に登っちゃうので,お手並みを拝見しましょうか。餅搗きの体験があるという搗手が交代して二臼を搗きあげた。風があるのでハウスの中での餅搗きというが,観衆が入れないねェ。
出来上がった餅は,案の定,米粒混じりのダマの餅になっていた。それでもいけそうだね,とばかりに手際よく千切られていろいろな種類の餅が出来ていく。
サッパリした辛み餅が良く売れていく。黄な粉もけっこう捌けていく。意外に好評だったのは砂糖醤油の味たらし風の餅だ。鶏雑煮は各自が好きなだけ自分のお椀に餅を入れて食べる方式だ。
2度目のトライアルはもっとダマの餅になってしまった。まぁ,お萩・ぼた餅も米粒があるんだから良っか。でも,やはり30分以上は蒸らさないとダメではないでしょうか…。
3回目はかまどを死守して30分以上は蒸かし,カミさんとともに指で潰して蒸かし具合を見た上でチャレンジした。小潰しを3人で交代して入念に行った。餅搗きで一番疲れれのはこの小潰しだ。実家での餅搗きでは,小潰しで半分搗く様にしなけりゃダメだ,とよく言われたのを思い出す。
カミさんに合い(愛?)の手を入れてもらって搗きだした。長老のT井さんにこうたいしてもらって快音とともにうまい具合に搗き進む。さらに,M村さんも負けじとばかりにラブラブ餅搗きに挑戦だ。
熱々夫婦の(久し振りの)共同作業で搗いた餅は粒も無く滑らかでコシもそこそこ搗きあがった。どうやらこれが一番上手く搗きあがったようだゾ。でも,もうお腹一杯だ。丸餅にしてお持ち帰り下さ〜い。
完食した後は,来賓者に会チョさんが炭焼倶楽部の活動を宣伝する。会員が増えたらもっと楽しいね。
来賓を送り出して,後片付けをサッと済ませると慰労会が待ってます。
餅で腹が一杯なはずだが,アルコールは別腹のようです。H先生ありがとう,とT井夫人がサービスです。彼女は翌日は二日酔いでダウンしたそうな。
アルコールと共に暮れなずむ夕陽がみんなのほっぺたを赤く染めた。あらためて「明けましておめでとうございます」。
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