4月 26

いまだに市中には茨城・千葉産の筍は出回ってない。福島原発事故の後遺症が未だに続いているのだ。しかし,そんなことも何のそのと今年も筍パーティーが開かれた。掘り出す筍は地主さんのH先生の竹林で長老のT井さんが手入れをしてくれている場所に生えてきたものだ。

筍掘り班,会場設営班と宴会班に分かれて準備を進めていく。A夫人の采配で手の空いている男衆も包丁を握る。

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今年の筍は出来が良いようだ。皮を剥いで,兎に角も茹でていこう。

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K沢さんのご近所さんが今年も参加した。そして,おや,珍しい。森の里から牛久に引っ越したI野さんが山羊鬚を生やした姿で様子を見に立ち寄った。巷では陶芸家として名を馳せているようだ。「ご一緒に」との誘いを辞して帰って行った。

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パーティーのメニューはA夫人のアイデアで肉団子,豚汁,オムレツ,鶏と筍煮,筍炊き等々だ。手際よく準備が進行していく。殆どの料理に筍が入っている。まさに筍づくしのパーティーだ。

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長老T井さんの沢庵,共同畑のウド,炭焼マイスターのT井夫人のポークビーンズも提供された。H先生からは恒例のモツが提供されてモツ焼きも始まった。

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そうこうするうちに会チョさんが手塩にかけたタケノコご飯が整った。昆布で炊いた白米に筍煮を混ぜる。お焦げも旨そうだ。出来上がった料理はハエを遮るために蠅帳に入れる。筍を掘ると,どこからともなくハエが筍を目がけて寄ってくるのだ。筍はハエを誘引するフェロモン様物質をだすのだろうか。

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昨年も参加した会チョさんの練馬からの友人が道に迷って遅れているという。準備はあらかた整ったゾ〜。初夏を思わせる陽気の中で準備に明け暮れて喉がカラカラになったメンバーで宴がフライングスタートした。う〜んまいゾ。

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ようやく練馬からのグループが揃った。森の里自治会からの招待客も席についた。改めて会チョさんが挨拶をして,正式の乾杯の音頭が取られた。

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今日のパーティーはビュッフェスタイルというかバイキングスタイルというか,各自が好きなものをチョイスするシステムだ。残るとモッタイナイので炭焼マイスターのT井さんがポークビーンズやモツ焼きを配るサービスを始める。

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練馬グループはジャーマンアイリスなどを持ってきてくれた。都合により練馬の菜園では栽培出来なくなったそうだ。そんなことやあれこれをおしゃべりしながら飲んだり食べたりする。肉団子もオムレツも旨いぞ。オムレツには市販の中華スープの素(味玉,ウェイユー)を使ったそうだ。

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1時間半ほど食べて飲んだところで練馬グループのお帰りとなった。来年はもっとバラバラに座って貰って,もっと歓談して交流したいものだね。お見送りをして残った料理を炭焼倶楽部のメンバーで囲む。

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それも尽きたところで,お片付けタイムとなった。食器を洗って,タープを片付ける。

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片付け終わって飲み直しが始まると,中学生のグループが通りかかるのが目に付いた。何だろうと思って見ていると,タケタケランドに掘った穴の壁に露出している貝殻を掘って行くではないか。野外学習だろうか大昔のここらが海だった地質の勉強のようだ。地主のH先生には話がついているのだろう。

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さて,残った筍はどうしようか? 残っている塩で漬けることにした。お正月頃に食べられるだろう。

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これで本当に今日の筍パーティーのお仕舞いだ。お疲れ様でした。

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2月 22

2月8日に関東地方では45年ぶりという大雪が降った。45年前のその日は,山手線がストップしたので地下鉄丸ノ内線にまわったがシャッターを閉められて入場できず,やむなく新宿から大塚の下宿まで徒歩で帰ったことが思い出された。1時間15分で下宿について,スキーを持ち出して近所の坂で滑ったりした記憶が蘇った。

閑話休題

10日も経った2月18日にようやく雪が溶けてタケタケランドに出掛けてみたら,あらら,東屋の屋根が落ちているではないか。そして竹風庵の屋根も落ちそうになり,内部から竹でつっかい棒があてがわれている。

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と言うわけで今日の共同作業はこの東屋の修理のための資材調達となった。資材調達と言っても,要するに竹切り作業である。調達場所はH先生の敷地の竹林だ。

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伐採した竹は支柱と梁の寸法に切って数を揃えた。

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一段落したところで一服だ。

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資材を,すっかり取りかたづけられた東屋のある,タケタケランドに運ぶ。

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今日の作業はここまでだ。青空の下でT夫人が用意したカレーで昼食を摂った。いつもの調理と違って人数が多かったので水の分量をやや多かったのか,ちょっと薄めのカレーだったが完食してしまった。久し振りにキャンプのカレー味を思い出した。

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その後3月8日の共同作業によって見事に東屋が再建された。東屋の再建を祝して飾られた梅と椿が直ぐそこまで来手いる春を告げている。

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1月 11

森の里炭焼倶楽部の甲午の新年会に先立って今年になって初めて炭焼窯に火入れをした。材料の竹は前日に準備しようとタケタケランドに出かけたら,すでにセッティングが終わっていた。いつものようにN島さんが手回ししてくれたようだ。ありがとうございます。

窯の火口に薪をくべて着火してウチワでバタバタ扇ぐと猛烈な煙に見舞われた。準備したマスクを着けるものの,強い冷え込みのためにマスクを通して吐く息でメガネが曇ってしまう。

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火力を強くして30分ほどすると竹に火が回り,煙突は濃い煙を吐き出す。この時の煙の温度は60°Cほどで,冷えた煙からは竹酢液が滴り落ちるようになる。これを集めて上澄みを希釈したものを野菜の虫除けに噴霧したりする。A山夫人が試したところによると犬ネコのオシッコ避けには効果はなかったそうだ。

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そうこうするうちに三々五々メンバーが集まってきて新年会の準備が始まった。当初のメニューはアルコール類と乾き物だけだったが,急遽A山夫人が鍋料理を献立てくれた。いつものように素速い対応にメンバー一同は,A山夫人への感謝と自分たちのいい加減さへの反省を込めて,90°頭を垂れた。会チョさんは廃材を燃やしている。タケタケランドから住宅団地までは直線距離で150mはあるが,煙が上がるとときどき苦情が持ち込まれるようだ。里山といえども,自然に親しむにもいろいろと苦労がある。

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鍋の支度も進んで行くと,S田さん手作りのコンニャクとこれまたS田夫人の手作りの柚醤油が提供された。鍋も出来上がった。

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あれこれ作業をしているメンバーを集合させ,H松先生にも出席をお願いして全員が揃ったところで新年会の始まりだ。会チョさんの挨拶のあと乾杯で宴会が和やかに始まった。S田さんの手作りコンニャクの刺身に舌鼓を打つ。鍋の煮卵も旨いぞ,A山夫人!

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H松先生のモツが提供されて塩焼きでいただいた。シンプル・イズ・ベターだ。昨年の忘年会で出たよもぎ餅も砂糖醤油でいただいた。

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今日の炭焼の進行具合はいつもよりも1時間半ほど早い。いままで白く濃かった煙突からの煙が透明になり,煙の温度も200°Cを越した。A山夫人が窯の焚き口に缶をセットする。この缶の中にはアルミフォイルに包んだ松笠が入っている。焚き口をコンクリートブロックで蓋をして回りを土で被った。最後に煙突に蓋をして封印した。これで一週間放置したら窯出しだ。

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炭焼作業が一段落したところで,次回の共同作業はH松先生宅のケヤキの選定作業ということで男衆は様子を見に行った。それを潮時にA山夫人とT井さんが宴会の後片付けを済ませる。男といえども共同で皿洗いするのが炭焼倶楽部のお約束だ。

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剪定の検討を終えた男衆が戻って来たところに広島の銘酒などが登場した。いつ果てるとも分からない2次会が始まった。

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