12月 21

今年最後の蕎麦打ちの日は冬至と重なった。おりしもマヤ暦ではこの日が暦の最終日ということで世界の終末日ということだ。

冬至と言えば「ん」の付くものを食べたり,柚子湯に入ったりする習慣がある。と言うわけで今日は柚の変わり蕎麦とカボチャ(なんきん),レンコンなどの「ん」が付く野菜の天ぷらがメニューだ。

IMG 0975 IMG 0978 IMG 0977

師匠が先日の炭焼倶楽部の忘年会で宣伝したのでT井さん,O村さんのお二人のゲストを迎えた。

IMG 0983

O野さんとM村さんは師匠とともに柚の変わり蕎麦を打つことになった。

IMG 0979 IMG 0980

手が足りないとM村夫人が急遽,電話で呼び出された。早々に蕎麦を打ち終えたO野さんと二人でテキパキと天ぷらに取りかかる。心配そうに見守るO村さんだ。大丈夫,任せておきなさい。

IMG 0982 IMG 0981

いつもより一時間ほど遅れたが,その甲斐あってこんなにボリュームのある蕎麦が完成した。一人一皿の天ぷらに加えてたくあんと白菜のお新香やら水菜,ヤマイモの付け合わせ。〆はリンゴとラフランスだ。

IMG 0984

今日から仲間に加わったK林さんも交えて「いただきま〜す」となった。口いっぱいに柚の香りが漂う蕎麦はさすがに師匠だ。M村さんの自家栽培のシイタケの天ぷらもグ〜だ。

IMG 0987

「来月はエビ天だぞ〜」いや「かき揚げだ〜」との声はきっと実現するでしょう。

 

written by Meisterköhler \\ tags: ,

10月 19

森の里炭焼倶楽部のPalSystem会員はF田さんを師匠としてこの1年のあいだ蕎麦打ちの修業を続けてきた。月一度の修業だが,だいぶ慣れてきて最近ではそば玉の「地のし」の段階でも周辺がひび割れるようなことはなくなった。それで,F田さんが炭焼倶楽部の共同作業の時に次回の蕎麦打ちに会員の希望者に打ち立ての蕎麦をご馳走すると発表した。果たして(物好きが)何人集まるだろうか。

いつもの時間に作業を始めた。今日のそば粉は北海道産の新粉ということである。

IMG 0076

水回しをしてみると,やや乾燥しているような気がする。で,いつもは少なめの水だが今日は全部の水を使い切って練りに入った。

IMG 0082

そうこうするうちにゲストが二人来てくれた。結構な力仕事にゲストも引き加減だ。

IMG 0096

手首を痛めているカミさんは練りまでを自分に任せて,角(つの)だし,本のしの作業で交代した。薄さも大きさも自慢できるほど順調にいった。

IMG 0094

そうこうするうちにもう一人のゲストが来てくれた。 きょうのF田さんは変わりそばの胡麻蕎麦を打ってくれている。

IMG 0108 IMG 0121

早々に切りを終えたメンバーが家庭菜園でとれた野菜の天ぷらを揚げ始めた。M村さんはたっぷりの海苔を刻んでくれた。今日はザルそばが出来る。

IMG 0129 IMG 0131 IMG 0130

茹で,洗いも進んで食卓の準備もオーケーだ。

IMG 0136 IMG 0141

出来上がったところではいチーズ。

IMG 0142

天ザルのパーティーが始まった。F田師匠の胡麻そばはしっかりしたコシだが,我が家は思ったよりもコシが弱い。どこの手順が違うのだろうか。でもカミさん曰く「あなたが不在のときに打った蕎麦がこの一年で一番上手くいったが,今日の蕎麦はそれに次いで二番目に旨い」。えっ,それって…。

IMG 0143 IMG 0144

written by Meisterköhler \\ tags: ,

6月 17

F会チョさんが有志を募って,H先生の納屋をお借りして,蕎麦打ち講座を開講してくれた。カミさんと共に参加することになった。今日の蕎麦は二八蕎麦で,蕎麦粉400gに中力粉100gの分量だ。これで3,4人前になるという。神妙に講師のF会チョさんの手元を見つめる眼,眼,眼。

RIMG0003 RIMG0005

外では湯の準備だ。あらかじめ鍋に洗剤を塗って後で煤を落としやすくする工夫をして,薪で鍋に入れた汲み上げ水を湧かす。主婦の知恵かはたまたアウトドアーライフの知恵か。

RIMG0004 RIMG0007

最初の生徒はMさんだ。まず,粉に水を加える。水の量は210ccだ。粉の真ん中に半量の水を入れて指先を立てて捏ね回す。その後,両手の平で粉を揉むようにして混ぜる。さらに残りの水を2回に分けて加えながら指で捏ね,手の平で揉み合わせる。15分ほどかかった。

RIMG0009 RIMG0010 RIMG0012

粉を摘んでみて,塊にまとまるようになったら捏ね鉢の中心に折り込むようにしながら手の平で練り込む。ザラザラの表面が赤ちゃんの肌のようにスベスベになるまで捏ねる。参加者は中高年者だから,肌触りは参考にはならない (^^)

RIMG0018 RIMG0021

塊を円錐状に纏める。底部を造るには親指で塊を押し込んでいく。底部を造りながら,鉢の中で味噌擂り運動をさせながら回転させて行くのはなかなか難しい。出来上がったら,二,三回ほど台に底部を叩きつけて空気抜きをする。これで,延ばしの準備が整った。

RIMG0024 RIMG0028

円錐の塊を押し潰して円盤を造っていく。平らな円盤ではなく中央部が厚く残るようにするのだ。

RIMG0034

適当な大きさに延ばしたらこれを麺棒で中央から外側に延ばしていく。このときに麺棒を円盤の周辺を越えるまで転がさないように注意して,円盤の周辺部を残すように麺棒で延ばしていく。これを円盤を回しながら繰り返していく。

RIMG0038

薄くなってきたら麺棒に巻き付けて延ばしていく。三回延ばしたら,麺の板を180度回して反対側から巻いていき,再び3回延ばす。そうすると麺の板は菱形になるので,今度は麺の板を90度回して同じことを繰り返す。

RIMG0047 RIMG0049 RIMG0053

十分に薄くしたら,これを折りたたむ。そしてカッティングだ。 駒板を包丁を傾けて押して移動させて蕎麦の太さを調節していく。切る,押すのリズムを取るのが難しいようだ。

RIMG0055 RIMG0059 RIMG0061

ここで,選手を交代して先ほどの行程をたどっていく。みんなで協力しての作業となった。

RIMG0091 RIMG0102 RIMG0040 RIMG0115 RIMG0056

捏ねる人,鉢を固定する人。

RIMG0086 RIMG0065

難しい円錐の塊も,H先生のノウハウを教えてもらって,難なく(?)こなす。

RIMG0113 RIMG0068 RIMG0070

H先生の厳しい目が見守る中で延ばしていく。水回しが不良だったらしく,延ばしが失敗したものを講師の会チョさんがフォローして何とかつじつまを合わせてくれる。

RIMG0083 RIMG0116 RIMG0107

カッティングもリズムよく,「切って,押す,切って,押す」と呟きながら。とにかく,できた,出来た,デキタ。

RIMG0095 RIMG0120 RIMG0100

さぁ,茹でる番だ。

RIMG0122 RIMG0125

出来たゾ〜。

RIMG0127

腹減った〜,食べよう,食べよう。田舎蕎麦風の堅いもの,ちょっと軟らか目のもの,太いもの,細いものなどなど多彩な蕎麦だ。自分で造ったのだから,文句を言わずに食べましょう。

RIMG0129 RIMG0130

F会チョさん,H先生,ありがとうございました。

written by Meisterköhler \\ tags:

Theme designed by Wordpress Hosting supported by Best Web Hosting.