1月 11

森の里炭焼倶楽部の甲午の新年会に先立って今年になって初めて炭焼窯に火入れをした。材料の竹は前日に準備しようとタケタケランドに出かけたら,すでにセッティングが終わっていた。いつものようにN島さんが手回ししてくれたようだ。ありがとうございます。

窯の火口に薪をくべて着火してウチワでバタバタ扇ぐと猛烈な煙に見舞われた。準備したマスクを着けるものの,強い冷え込みのためにマスクを通して吐く息でメガネが曇ってしまう。

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火力を強くして30分ほどすると竹に火が回り,煙突は濃い煙を吐き出す。この時の煙の温度は60°Cほどで,冷えた煙からは竹酢液が滴り落ちるようになる。これを集めて上澄みを希釈したものを野菜の虫除けに噴霧したりする。A山夫人が試したところによると犬ネコのオシッコ避けには効果はなかったそうだ。

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そうこうするうちに三々五々メンバーが集まってきて新年会の準備が始まった。当初のメニューはアルコール類と乾き物だけだったが,急遽A山夫人が鍋料理を献立てくれた。いつものように素速い対応にメンバー一同は,A山夫人への感謝と自分たちのいい加減さへの反省を込めて,90°頭を垂れた。会チョさんは廃材を燃やしている。タケタケランドから住宅団地までは直線距離で150mはあるが,煙が上がるとときどき苦情が持ち込まれるようだ。里山といえども,自然に親しむにもいろいろと苦労がある。

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鍋の支度も進んで行くと,S田さん手作りのコンニャクとこれまたS田夫人の手作りの柚醤油が提供された。鍋も出来上がった。

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あれこれ作業をしているメンバーを集合させ,H松先生にも出席をお願いして全員が揃ったところで新年会の始まりだ。会チョさんの挨拶のあと乾杯で宴会が和やかに始まった。S田さんの手作りコンニャクの刺身に舌鼓を打つ。鍋の煮卵も旨いぞ,A山夫人!

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H松先生のモツが提供されて塩焼きでいただいた。シンプル・イズ・ベターだ。昨年の忘年会で出たよもぎ餅も砂糖醤油でいただいた。

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今日の炭焼の進行具合はいつもよりも1時間半ほど早い。いままで白く濃かった煙突からの煙が透明になり,煙の温度も200°Cを越した。A山夫人が窯の焚き口に缶をセットする。この缶の中にはアルミフォイルに包んだ松笠が入っている。焚き口をコンクリートブロックで蓋をして回りを土で被った。最後に煙突に蓋をして封印した。これで一週間放置したら窯出しだ。

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炭焼作業が一段落したところで,次回の共同作業はH松先生宅のケヤキの選定作業ということで男衆は様子を見に行った。それを潮時にA山夫人とT井さんが宴会の後片付けを済ませる。男といえども共同で皿洗いするのが炭焼倶楽部のお約束だ。

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剪定の検討を終えた男衆が戻って来たところに広島の銘酒などが登場した。いつ果てるとも分からない2次会が始まった。

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written by Meisterköhler \\ tags: ,


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