3月 28

当初は3月14日の予定であった森の里炭焼倶楽部の2019(令和元年)の総会がもたれた。
昨年の暮れに中国の武漢市に新型コロナウィルス(COVID-19)の流行が報じられ,クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗員・乗客に患者が出て横浜港で下船禁止となったり,隅田川屋形船での会食で患者が出たりと大変な騒ぎとなった。そうこうするうちCOVID-19はイタリヤをはじめとしてヨーロッパ全土を襲い,ついにWHOがパンデミック宣言を出すに至った。この状況の中で3密(密閉,密集,密接)となるだろう総会を開くのはいかがなものか,という会員からの自粛意見が出た。で,森の里公会堂での総会が延期となったというのが顛末だ。しかし,倶楽部としては会員からの会費を預かっているので決算報告をしなくてはならない。ということで,青空のもとでの総会ならよかろうということで共同畑(タケタケランド)に会場を移しての開催となった。
結局15名の会員の参加者と2名の委任状を加えて総会が成立し,会チョさんの議長で議事が進んでいった。自分は会計監査役を仰せつかっていたので監査の結果を報告した。重要な議題として,現在の借りている畑を縮小してはどうか,という案を審議した。というのは現在の畑は3名(?)の地主さんからの借地で,賃料は会員の労働(草刈り,梅林・柿・竹林などの剪定など)によってまかなわれている。このような奈良時代まがいの契約が破綻しそうな状況となってきたのだ。会員の数も増えずに会員の老齢化だけが進んでいく,まるで現在の日本の縮図がその理由だ。あれこれと話した結果,来年度はこのままで行こう,ということに落ち着いた。(来年度の総会でもこの結論になりそう…)
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ここまではポカポカ陽気だった天候が次第に怪しい雲行きになってきた。そこで炭焼き小屋の屋根の下に移っての懇親会となった。スーパーマーケットで誂えたお弁当がでた。これがまたコスパの良い豪華版だった。さらにA夫人,K夫人らの肉団子スープ,おでんなどが提供されていつもの酒盛りが始まった。話題はCOVID-19に集中した。つくば市でも数名の患者がでおり,その出所があれこれと話題になった。
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お腹がいっぱいになったにもかかわらず,ここで,Tさんの息子2号さんが開店したお菓子工房Arisbellのシュークリームとふんわりロールがデザートに振る舞われた。女衆は,デザートは別腹,と手を出す。COVID-19はどこ吹く風かとばかりの楽しいひと時でした。みなさん帰ったら手洗いを忘れずにね。
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written by Meisterköhler

11月 12

年中行事の森の里炭焼倶楽部の収穫祭だ。
過日の台風19号で藤棚の支柱が抜けたり,Aさんのカマボコハウスも大破してしまった。しかし,秋野菜のサツマイモ,サトイモ,ニラ,ムカゴなどはそれなりの収穫ができた。
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共同作業は男衆による籾殻の引き取りと女衆の料理の準備とに分かれて始まった。
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籾殻が運ばれてきて荷下ろし作業だ。この籾殻は霜除に使ったり燻炭にして土に鋤き混んだりと色々の用途がある。
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A夫人が,みかん狩りを手伝ってくれ,というので付き合う。Tさんが丹精して作ってくれたミカンは酸味と甘味が程よく混じって,いかにも自家製のものだ。サツマイモ,サトイモと共にお持ち帰りと袋詰めを準備した。
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芋ご飯の水加減をしっかりして羽釜を竃にかける。うまく炊ければいいね。まずは,始めチョロチョロの火加減だ。
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同時並行で芋煮も進行中だ。買ってきた白菜と豚コマを入れた醤油味の具沢山の芋煮だ。
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さあ,男衆の籾殻運びも終わり,テーブルの準備も整ったようだ。大皿には人参&大根の酢漬け,鶏のグリル,新潟のワラビ,福神漬け,ムカゴの味噌絡め,ニラ玉とゴボウチップスを盛り付けた。キヌカツギはシンプルに茹でて,塩で食べやすいように皮に輪切りの包丁目を入れたという。
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さて,肝心のイモご飯はどうだろう。T夫妻が久し振りの共同作業で水加減,塩加減と火加減をコントロールしたものだ。ちょっと柔らか目のようだが新米ではこれくらいか?
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メンバーが席に着いて会チョさんの音頭で乾杯だ。
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イモご飯は釜からよそって少し置いたら絶妙の舌触りとなった。豪華な芋煮もいい味を出している。
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あれこれと話が弾んでいるがアルコール飲料の方はあまり進んでいないようだ。誰ともなしに,皆んな歳だからなぁ,との声が出る。
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乾杯から1時間半ほどで収穫祭の宴はお開きとなった。後片付けも手分けしてサッサと済んだ。お疲れ様でした。
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written by Meisterköhler

4月 23

今年のタケノコ掘りは,地主さんが崖上の竹林でのタケノコ掘りを許可してくれた。おいしいタケノコが期待できるかな?

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できればタケノコが地面を持ち上げ始めた頃を狙うのがいいらしいが,ごらんのように明らかに地面から顔を出したヤツを掘った。仲間が目印を付けてくれてあるのだが,一日前に目印をつけたタケノコでも掘るタイミングはすでに遅いくらいのタケノコの成長速度だ。

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参加人数と料理に見合うだけのタケノコを掘り終えて,早速に,皮むきをして茹でた。掘りたてのタケノコは米糠を入れて茹でなくてもまったくアクを残さない。

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藤棚にタープを張り出して調理場を設えて,女衆による調理がはじまった。

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男衆は,夏祭りに向けての,竹炭の材料の準備だ。ドラム缶の炭焼窯のサイズに合うように80cmの長さに竹を切る。Aさんがチェーンソーで手早くカットする。

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その傍から竹割り器で5つ割りか6割りにして節を抜いていく。

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準備が整った竹は次回の炭焼までに棚に積んで乾燥させておく。これだけあれば2窯の分量としていいだろう。

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今年のパーティーの料理担当のT夫人はタケノコ入りのつくねをメニューに取り入れた。

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共同畑に自生していたウドも天麩羅に揚げるようだ。

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新メニューのタケノコ唐揚げの味はどんなものだろう?

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男衆が作業を終えて,いそいそと藤棚下のパーティー会場に集まってきた。そうこうするうちにタケノコご飯も炊けたようだ。釜で炊いたご飯のお焦げが愉しみだ。

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つくねには,これも自生の,サンショウの葉を散らしてある。買ってきた春キャベツを使ったサラダ,玉コンニャク,つくば牡丹園で有機栽培されたミニトマトを添えたタケノコ料理が奇麗に盛りつけられた。定番の若竹煮とタケノコとウドの天麩羅も準備オッケーだ。

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ちょうど12時にK会チョさんの乾杯音頭で地主のH先生を交えてのタケノコパーティーが始まった。

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女子会では今度の連休中につくば牡丹園での即売会に出す作品のお披露目があった。A夫人の一閑張の手提げとT夫人の赤頭巾ちゃん人形だ。人形は赤頭巾ちゃん->お婆さん->オオカミと早変わりするそうだ。

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2時間半ほど飲んだり,食べたりおしゃべりしてお腹もパンパンに膨らんで今年のタケノコパーティーも無事に(?)お開きとなった。

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